ちぐはぐパッチワーク

スローで楽しい日々の暮らし。

海とワカメとたけのこ

ひさしぶりの海。昨日届いた車椅子で、早速海まで連れて行ってもらいました。ああ、やっぱりここの海好きだなー。いつものお気に入りの場所で、開けた海岸とその奥の山々を眺めてまったりする。

 

 

今日はサーファーの人たちがたくさん来ていた。あたたかくなってきたこともあり、波打ち際を素足で歩く人もぽつぽつと。気持ちよさそう。浜辺をぼんやり眺めていると、トイプードルを連れたおじさんが目に入った。うちのおじさんよりもっと年上。60代くらいかな。浜辺を歩きながら、ワカメを拾っていた。

 

 

ここの海、日や時間帯によってはワカメがたくさん打ち上げられていて、散歩がてらに拾っている人をちょくちょく見掛けます。その度に「あー、私もビニール袋持ってくればよかった…」と思うのだけど、ついつい忘れてしまうのですよね。トイプードルおじさんが肉厚でおいしそうなワカメを拾っているのを、ちょっと離れたところから羨望のまなざし(?)で見ていました。

 

 

トイプードルおじさんが去ってしばらくした後。お昼ごはんのパンをもぐもぐしていると、背後から「こんにちは」という声が。振り返ってみると、先程のトイプードルおじさんである。「あの、よかったら、ワカメいりませんか?」とニコニコ顔でワカメを差し出してきた。「袋もあるので、よかったらどうぞ。」

 

 

え、え、まさか、私の心、読まれてた?いや、でも、ワカメ欲しい。めっちゃ欲しいです!!…という興奮した内情はおくびにも出さず、「え、いいんですか?ありがとうございます~。」と、あくまで平常を装い、しかし隠し切れない嬉しさが滲み出たもにょもにょとした謎の表情で、私はワカメを受け取った。トイプードルおじさん、いいひとだな~。

 

 

犬を連れてきているということは、ご近所さんなのかなと思って訊ねてみると、伊東の市街地の方に住んでいて(その日は車で来ていた様だった)、1年前に移住してきたこと、ここ宇佐美の海には今日初めて来たことを教えてくれた。同じ移住者だということが分かり、思わず嬉しくなる。「いや~、ここは本当にいい所ですよね~。」などとひとしきり話した後、「よかったらこれもいかがですか?たけのこ採ってきたんですよ」と、採れたてのたけのこまでいただいてしまった。わーなんだこれ嬉しすぎる。ワカメもたけのこも、ありがたく頂戴しました。

 

 

「じゃあ、また!」と言って、トイプードルおじさんはさわやかに去っていきました。私とおじさん以外にも周りに人はいたのに、どうして私たちだけに声を掛けてくれたのかは謎です。私がよっぽどワカメ欲しそうな顔してたのかな。それとも同じ移住者のにおいを感じ取ったのだろうか。またそのうち、ここでばったり会うことがあるかもしれない。その時はもっとローカルな話題を深堀りできたらいいな。思いがけず、おもしろい出会いを体験した一日でした。