ちぐはぐパッチワーク

スローで楽しい日々の暮らし。

花と緑とおじさん

 

庭で育てているローズマリーがだいぶ暴れん坊に成長していたので、剪定をしてこざっぱりさせました。お花が咲いている枝をポイっと捨てるのもしのびなく、なにげなくリビングに飾ってみたら、アラ素敵。ちょっとした小さなお花でも、目に入るところに置いてあるとなんだかホッとするな。

 

 

これを見た観葉植物派のおじさんも、「お花もなかなかいいね」と言ってくれました。というか、なにやら花の苗を検索し始めている…。もしや、私はまたパンドラの箱を開けてしまったのだろうか。

 

 

おじさんは一度ハマるとすごい勢いで掘って広げていくタイプ。そもそも観葉植物が好きになったのも、元はといえば私がひとり暮らしの時に育てていた水差しのアイビーがきっかけだったように思う。

 

 

おじさんと同棲をすることになり、引っ越しの際、私はそのアイビーも一緒におじさんのマンションに連れて行った。ところが数日後、引っ越しのストレスか置いた環境が悪かったのか、数本あったうちの1本のアイビーがみるみるうちに元気を失い、葉っぱが半分以上枯れてしまったのです。ごめんよ、アイビー。。。ちょっと悲しくなったけど、私はその枯れた1本のアイビーを水差しから抜き取り、ポイっとゴミ箱に捨てました。

 

 

そんなアイビーの存在などすっかり忘れていた数週間後。ふと水差しを見ると、アレ?なんか増えてる…??おじさんに「ねえねえ、アイビーいつの間にか増殖してない?」と聞いてみると、「ああアレね、いくさんが捨てたゴミ箱から救済して、こっそり育ててたの。」と。えええーーー???なにそれアナタ、釈迦?釈迦なの??どんだけいい奴なんだよおぉぉーーー。

 

 

おじさんの深い慈しみがまぶしかった。と同時に、安易にゴミ箱にポイしてしまった自分に自己嫌悪した。そうだよな、植物は生き物なんだ。弱っていたらまず助けなければ。もっと大切にひとつひとつ丁寧に向き合ってあげなきゃならん。植物の再生力・生命力に感動するとともに、私はおじさんから慈しみの神髄を学びました。

 

 

その後おじさんは観葉植物を育てることに目覚め、部屋にもベランダにも、たくさんの植物が仲間入りしてきました。主にはホームセンターや園芸店、インテリアショップで購入した子たちだったけど、一時期は苔テラリウム作りにハマり、青々とした苔を見つけてはその辺の道端から連れて帰ってくるなんてこともありました。この頃は「いついい苔に出逢うか分からないし」と言って、常にバッグの中に苔採取キットを忍ばせていたのだから相当貪欲である。

 

 

ついにお花にも興味を持ちはじめてしまったおじさん。今後より一層、お庭がにぎやかになりそうです。