ちぐはぐパッチワーク

スローで楽しい日々の暮らし。

山の音に耳をそばだてる

ここに住みはじめてから、外の音に耳を澄ますことが多くなった。山に吹く風と木々のざわめき、雨粒の音、鳥のさえずり。環境音BGMが大変心地よい。もしかしたら東京のマンションでも聞こえていたのかもしれないけど、あの頃は外の音なんて全く気にも留めていなくて、それよりも時折聞こえてくるお隣さんの生活音や話し声の方が気になっていた。

 

 

今の住まいは木造の一軒家。外の音を聴くようになったのは、家自体の構造が変わったから、というのもある。木造の家は鉄筋コンクリートのマンションと比べたら気密性は低い。故に、外の音も自然と耳に入ってくるようになったのだと思う。

 

 

このあたりの環境音は、聴いてみればすうーっと心が洗われるような音ばかりで、すっかり虜になってしまった。特に鳥のさえずり。ウグイスの「谷渡り」と呼ばれる鳴き声は、ここへ来てはじめて耳にした。いわゆる「ホーホケキョ」も良いけれど、こちらもなかなか清々しい気持ちにさせてくれる。

【解説付き】ウグイスの鳴き声3種(さえずり・谷渡り・地鳴き) - YouTube

 

 

ウグイスの鳴き声は特徴的で、鳥に疎い私でもすぐにウグイスだと判別できた。ほかにも多種多様なさえずりが聴こえる。なんという鳥で、どんな姿をしているのだろう。今まで鳥に興味などなかったのに、バードウォッチング用の双眼鏡が欲しくなってきた。

 

 

耳をそばだてていると、環境音以外にもいろんな音に気付くようになった。毎日定刻に響いてくるお寺の鐘の音、草刈り機やチェーンソーの音、猟銃の発砲音。パーン!という銃声が聞こえてきた時は、すわ何事かと驚いた。私はまだお目にかかったことはないけれど、このあたりではイノシシが出るらしい。

 

 

ここは山が近い。家の中にいても、耳を澄ませば山を身近に感じることができる。こういう新鮮な感覚もそのうちに慣れてしまうのかもしれないけれど、今はこの贅沢な時間を思う存分味わっておこうと思う。