ちぐはぐパッチワーク

スローで楽しい日々の暮らし。

見えていたのに見ていなかったもの

足を悪くしてから気付いたことがありました。バリアフリーについてです。

 

 

今の住まいは賃貸で2階建てなのですが、トイレが1階と2階にひとつずつあり、わりとしっかりした立派な手すりが3ヶ所も付いています。お風呂にも、入口のドア付近と洗い場の2ヶ所に手すりが。

 

 

物件探しでこの家を見に来た時は、大家さんか前の住人さんが年配の方だったのかな~くらいに思って、特に気にも留めていませんでした。むしろ、トイレがふたつあっても結局ひとつしか使わなそうだし、掃除の時も手すりがあるとちょっと面倒だなぁなんて思ってました。

 

 

でも、足を悪くしている今、トイレが各階にあることと、手すりのありがたさが本当に身に染みています。もしこれらがなかったら、私は極力トイレに行くのを我慢して変に具合を悪くしていただろうし、粗相をすることもあっただろう。そばで見守ってくれているおじさんも、介護ノイローゼになっていたかもしれない。そう考えるとぞっとする。

 

 

物件を探していた当時はバリアフリーのことなんて頭の片隅にもなかったし、内見した物件の中に「手すりが付いている家」はここ以外にはありませんでした。この家に決めた理由も、「手すりが付いていたから」「トイレが各階にあるから」ではもちろんなくて、周囲の環境や間取りや広さが決め手になっていました。手すりの存在は私にとって単なる「おまけ」でしかなかったのに、今や「なくてはならない存在」に昇格しています。ありがたやありがたや。そして、この家に決めたおじさんと私、グッジョブ!

 

 

移住計画にあたり、東京のマンションを売りに出す→移住予定地に賃貸で仮住まい→マンション売却→定住の決心がついたら移住地に戸建てを購入、という流れで進めようと考えていて、順調にいけば、将来中古戸建てを購入することになっています。中古なので、リフォームすることは念頭に置いていたけれど、バリアフリーのことまでは考えていなかった。今後物件を見る時は、バリアフリーなリフォームができるかどうかも視野に入れるべきだと思いました。足腰が悪くなるのは、なにも年を取ってからとは限らない。

 

 

見えていたのに見ていなかったものがじわりと浮かび上がってきた。怪我の功名ではないけれど、今回のことで新たな知見を得た私なのでありました。